東京の宿命鑑定:山本 峰慈

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峰慈 2013年10月25日 Leave a Comment

不動明王

 お不動さんと言われている不動明王。仏様の中でも一番と言えるくらいに怖い顔をした明王です。
私はこのお不動様がなぜか大好きなのです。
大日如来の化身とも言われていて、見開いた眼は上下を睨み、閉じた口からは牙が見え、怒っているような顔をしています。でもこれは究極の優しさだと私は思っています。

 優しさとは、耳触りの良い言葉とか慰めの言葉や態度だけではないのです。もちろんそれも大切なことです。叱る、突き放すことも優しさになることがある。獅子は千尋の谷に子を落として、子が登ってくるのを待つという諺があります。このこと、あえて試練を与えて自らの成長を待つのも優しさです。
突き放してもそのままにするのではなくて、いつも視界の中に入れていながら知らん顔をする。自分が手を出してしまえばすぐに解決することをじっと見守る。それは自分の忍耐を育てます。そんな優しさも私は好きです。

 不動様がいる場所は、地獄の入り口の前。持っている剣と縄で、一人でも地獄に落ちないように救ってくださるのだ、と聞いたことがあります。だから後ろには地獄の業火を背負っているのだそうです。

 以前から「関東三十六不動参り」というものをやっていましたが、ここ数年中断したままになっていました。きめられた三十六か所のお寺にお参りして、ご朱印帳に判を押してもらうのです。

 神奈川・埼玉・茨城・千葉・東京に点在していて、都内の6カ所だけを残して、そのままになっていたのを、一念発起再開しました。

そして、三軒茶屋の教学院に行ってきました。あの国道246と世田谷通りの分岐点のそばで、すぐわきには世田谷線という、東京の散歩番組に良く出てくるローカル線が走っています。

 境内に入るとまったく違った環境、10年・20年前にタイムスリップしたような感じでした。
見上げるような、大きな銀杏の木が4・5本あってその根元には銀杏が沢山落ちていました。
 秋の穏やかな日差しに不動堂が照らされていて、近所の方らしい老婦人が手を合わせている光景は、とてもすてきでした。

 あと5ヶ所年内にはお参りを終えるようにします。

 本当に成し遂げたいのならば、途中でやめてしまったことでも、再開すれば良いのだと自分に言い聞かせています。
ちょっと長い休憩を取ったと思って、努力をしてみる。物事は少しゆるく考えても良いものもあるのです。ガチガチに固めてしまうと生きにくくなってしまうこともありますよね。

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