明日は成人を祝う日、今年は雪の心配をしなくてもよさそうですね。
私の娘達の成人式、長女の時は前日から雪が降り、当日は美容院に行くにもそこから成人式の会場に行くのも大変でした。晴れ着が汚れないよう、足元が雪でぬれないように大騒ぎでした。
次女の時も、雪が降りました。前日までは雪はないということでしたが朝起きてみると積もっていてこれまた大騒ぎでした。てんやわんやではあるけれどその方が記憶に残るのではないでしょうか。
娘たちの時は1月15日が「成人の日」でしたが、平成12年からは八ピーマンデーとやらで、1月の第2月曜になりました。なぜそこませして連休を作らなくても良いのにと思っています。
この日は、「1月15日は、大人になったことを自覚し自らを生きぬこうとする青年を祝いはげます日」と法律で定められているのです。毎年のニュースで取り上げられる極々少人数ですが、飲酒し大騒ぎして、式典を邪魔する男子。それを制止する大人に対する無礼な言動は、若さというより幼稚さを感じるのは私だけではないと思います。
世界中には、さまざまな成人の通過儀式があります。日本では古く奈良時代から成人の儀礼がありました。もとは上流社会の儀式で、男子は冠を被ること女子は着物の上に裳をつけることのようでした。武家社会になると元服という儀式になり、名前も幼名から変えました。男子は前髪を落し周囲からも一目瞭然、大人になったことがわかり自らも大人を意識したようです。別名「褌祝い」と言ってその日から褌をつけることが許されました。
ではなぜ1月15日なの?
旧暦の太陰暦では1日は朔日で月は全く見えません。15日は満月で望月ともいわれ、元服を祝うのには明るい月の光の中で祝う方が縁起が良いとされたのではないのでしょうか。
古くからある日本の民俗文化は大切にしたいと思っています。
その起源を思い、趣旨を思い、心新たに「成人の日」を考えてみましょう。
私も、自分自身年齢だけでなくて、過去の行動など振り返って本当の大人になりきれているのか、考える日にします。
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